
LINEまるわかりブログ
LINE公式アカウントには、トーク画面の下部に常に表示される「リッチメニュー」という便利な機能があります。
画像付きで視覚的にアピールでき、タップで特定ページやコンテンツに誘導できるため、ユーザーとの接点強化や行動促進に非常に効果的です。
本記事では、店頭販促の現場で豊富な実績を持つNYXの知見も交えながら、リッチメニューの基本から効果的な活用方法、実際の成功事例までをたっぷりご紹介します。
LINE運用をさらに一歩進めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
リッチメニューとは、LINE公式アカウントのトーク画面下部に常時表示されるタイル状のメニュー機能です。
分割された画像それぞれに、クーポン配布・ショップカード・予約ページ・アンケートフォームなどのLINE機能はもちろん、自社サイトやECなどの外部リンクも設定可能です。
視覚的にわかりやすく、ユーザーが次に取るべきアクションを自然に促せるため、店舗集客・サービス導線の強化に非常に効果的な機能です。
リッチメニューは、ユーザーがトークルームを開くたびに画面下部に固定表示されるため、通常のメッセージ配信よりもクリック率が高いという特長があります。
そのため、キャンペーン告知や新商品の案内を効率的に届けたいときに非常に有効です。
さらに、リッチメニューに情報を集約することで、ユーザーは欲しい情報やサービスへすぐにアクセスできるようになり、利便性の向上=顧客満足度の向上にもつながります。
※引用:LINEキャンパス「LINE公式アカウントのリッチメニューはなぜ効果が高い?」
LINE公式アカウントのすべての料金プランで、リッチメニューは利用可能です。さらに、メッセージ配信数にはカウントされないため、無料で情報を発信できる点も大きな魅力です。
また、リッチメニューは最大6つまでのコンテンツを同時に設定可能です。
クーポン・ショップカード・外部リンク・お問い合わせなど、複数の導線を一画面でまとめて設置できるため、追加費用をかけずに効果的な情報提供が実現できます。
リッチメニューを活用することでユーザーに情報が届きやすくなりますが、実際どのようなリッチメニューがより効果的なのでしょうか?活用のポイントを4つご紹介いたします。
リッチメニュー自体はシンプルにして、遷移先で情報を盛り込むようにしましょう。
リンク先に遷移させることが目的のため、ユーザーがタップしたくなるようなテキストを用意し、必要な情報に絞って画像を作成しましょう。
■LINEクーポン
遷移先にクーポン画面を設定することができます。クーポンをリッチメニューに表示させておくことで、来店促進に期待ができます。クーポンの作成・配信方法に関しては、下記記事で詳しく紹介しています。
■ショップカード
ショップカード機能とは、ユーザーの来店・購入に対してLINE上でポイントを付与し、溜まったポイント数に応じてクーポンや特典を設定できる、LINE公式アカウントの既存機能です。リッチメニューにはクーポン同様、ショップカード画面へのアクションを設定することができます。
リッチメニューに表示することで、ショップカードの利用率を高めることはもちろん、店舗の顧客ロイヤルティアップにもつながります。
■リッチメニューに置くなら「超トクなび」
「超トクなび」は各企業様に特化したクーポンサイトをオリジナルで制作するデジタルインセンティブサービスです。超トクなびをリッチメニューに常設しておくことで、ユーザーが能動的にアクセスしやすくなり、ブロック防止と継続的な接点を生み出すことにつながります。超トクは累計150社以上の企業様にご利用いただいております。
\ まずはサービス概要を確認 /
「テキスト」というアクションを設定すると、ユーザーがタップした際に指定したテキストを自動で送信できます。 これにより、ユーザーが求める情報を自動的に配信することが可能です。
さらに、この仕組みを自動応答メッセージと連携させることで、問い合わせ対応の効率化につながります。
トーク画面を開いた際に、リッチメニューをデフォルトで表示するか、非表示にするか設定できます。
・「表示する」に設定すると、ユーザーがトーク画面を開いた時点でリッチメニューが表示された状態になります。
・「表示しない」に設定すると、メニューバーのみが表示され、ユーザーがメニューバーをタップすることでリッチメニューが表示されます。
さらに、リッチメニューごとに表示期間を指定することも可能です。
たとえば、セール情報やキャンペーン告知用のリッチメニューを期間限定で表示し、終了後は通常のリッチメニューに戻すといった運用ができます。
LINE公式アカウントのリッチメニュー機能について概要とおさえておきたいポイントをご紹介しました。
ここからは、実際の事例をもとにポイントを解説いたします。
分割機能を活用したリッチメニューで、お店のメニューやLINE公式アカウントの友だち限定特典など、設定可能な最大の6種類のコンテンツを設定しています。アイコンとテキストのみのシンプルなデザインで、ユーザーが選択しやすいよう工夫されております。
また、自動応答メッセージと組み合わせており、メニューをタップすると自動でメッセージが送信され、ユーザーはワンタップでLINE上で情報を取得することができます。LINEからの導線を作成することで、ユーザーのサイトを探す手間が省けるため、情報取得までの離脱者を減らすことができます。
こちらも自動応答メッセージと組み合わせたリッチメニューを設置しており、メニュー内の「キャンペーン」をタップすると自動応答メッセージで「キャンペーン‼」と発話され、実施中のキャンペーン情報が一覧で表示されます。
ユーザーは1タップで簡単にキャンペーン情報を知ることができ、複数あるキャンペーンの中から選択してキャンペーンに参加することができます。また、全てアプリから応募するキャンペーンのため、アプリのダウンロードへスムーズに促すことができダウンロード数の向上に期待ができます。
公式アプリやECサイトへの導線をリッチメニューに設定することで、トークルームに訪れた際に目に留まるため「ECサイトでの購入」というアクションを促すことができます。アパレルブランドではリッチメニューに会員バーコードやECサイト、公式アプリを設定されているアカウントが多く見受けられます。
また、リッチメニュー上部はユーザーが一目見て分かるようにシンプルで分かりやすいデザインになっており、季節やセール情報に合わせてリッチメニュー上部の訴求内容を変えて更新されております。
このように定期的に設定内容を更新することで、マンネリ化させずにユーザーを飽きさせず、有益な情報を与えてくれるアカウントとして認知され、ブロック防止にもつなげることができます。
リッチメニューにショップカードを設置しているアカウントを紹介します。
こちらのアカウントでは共通のグループショップカードを利用しており、ユーザーは対象店舗であればどこに行っても、同じカードにポイントを貯めることが出来るため、ユーザーにとって使い勝手が良いほか、ブランド全体での集客・売上アップにつながります。
共通のグループショップカード発行は弊社のようなLINE正規販売代理店商流のアカウントに限って利用が可能なため、ご興味がある方はお気軽にご相談ください。
右側二つの項目を使用して、会員登録後にLINEと連携することでクーポンがもらえることが分かるデザインになっております。「クーポンがもらえるなら会員登録してみようかな‥」とユーザーの行動を促すことができ、結果的に会員数増加につながる施策だと言えます。
ニチレイフーズさんは自社サイトのコンテンツが充実しているため、基本的には全て自社サイトへの導線をLINE上で確保しているという使い方をしております。
テイクアウト予約、メニュー、クーポンの3つのコンテンツを設置しているリッチメニューです。クーポン部分に注目してみてみると、思わずユーザーがタップしたくなるようなデザインになっております。
実際にタップしてみると「配布中のクーポン」と自動でメッセージが送られ、使用できるクーポン一覧がカードタイプメッセージにて配信されます。
カードタイプメッセージは最大9つのコンテンツを配信できるメッセージで、カルーセル形式で複数枚のカードを配信できるメッセージフォーマットです。1つの吹き出しで最大9枚のカードを設定できることから、配信通数の削減にもつながります。
カードタイプメッセージについて詳しい機能や活用のポイントが知りたい方はこちらからご確認ください。
リッチメニューはLINE Official Account Managerから作成することができます。
ホームタブ「トークルーム管理」より「リッチメニュー」を選択します。画面右上の「リッチメニューを作成」をクリックし新規作成を行います。
新規作成画面より、リッチメニューのタイトルや表示期間、アクションなど各種項目を設定していきます。
①タイトル
管理用のタイトルを記入します。※LINE上でユーザーには表示されません。
②表示期間
リッチメニューを表示する期間を設定できます。公開後でも変更することができます。
①テンプレート
テンプレートサイズによって必要な画像の大きさが異なり、大きいリッチメニューは、コンテンツを多く表示したい時に、小さいリッチメニューはバランスよく表示させたい場合におすすめです。
テンプレートを選択することで、「リンクの領域=タップできる範囲」を分割することができ、それぞれのエリアに対してアクションを設定することができます。
②画像
リッチメニューの画像は2種類から選択可能です。
1.背景全体の画像をアップロード
テンプレートのサイズに合わせて作成した画像を設定できます。
1枚の画像を設定する場合は、テンプレートのサイズに合わせて画像を作成しましょう。
【テンプレート大】2,500px×1,686px / 1,200px×810px / 800px×540px
【テンプレート小】2,500px×843px / 1,200px×405px / 800px×270px
2.エリアごとに画像を作成
ツールを使用してテンプレートに沿った画像サイズへの調整が可能です。アイコンやテキスト、枠の追加設定などもできます。
③アクション
遷移先のアクションを下記5つの中から選択します。
リンク:設定したURLに遷移
クーポン:LINEで作成したクーポンを確認
テキスト:文字を送信。自動応答などと組み合わせて利用
ショップカード:LINEで作成したショップカードを確認
設定しない:何もおこらない
④メニューバーのテキスト / メニューのデフォルト表示
メニューバーに表示されるテキストを設定できます。また、ユーザーがトークルームを開いた際にデフォルトで表示させるか、非表示にするかの設定が可能です。
今回はLINE公式アカウントのリッチメニューのメリットや活用のポイント、実際の活用事例や設定方法まで詳しく解説いたしました。LINEのリッチメニューを活用することで、配信通数を消費せずに効率的にユーザーに情報を届けることができます。
ぜひ、本記事を参考にリッチメニューを活用し、自社サービスや商品の認知拡大や販売促進にお役立てください。
また、リッチメニュー以外にもLINE公式アカウントの運用でお困りごとがございましたら、LINE公式アカウント正規代理店の弊社までお気軽にご相談ください!
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