
LINEまるわかりブログ
リピーターが自然と増える仕組み、できていますか?
ただLINEを使っているだけでは、お客様との関係は深まりません。
そんな中で効果的なのが、LINE公式アカウントで発行できる「ショップカード」という仕組みです。
うまく活用すれば、来店促進・リピーター育成・売上アップまで一貫してサポートできる強力なツールになります。
本記事では、実際に集客効果が高いとされるショップカードの特徴や活用方法について、わかりやすく解説しています。
店舗運営に携わっている方や、LINEを使った販促施策に取り組まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
ショップカード機能とは、ユーザーの来店・購入に対してLINE上でポイントを付与し、溜まったポイント数に応じてクーポンや特典を設定できる、LINE公式アカウントの既存機能です。設定も運用も、コツが分かればとても簡単に活用できます。
画像引用元:LINEキャンパス「ショップカード」
LINE公式アカウントの管理画面から発行できるポイント付与専用の二次元コードを活用すれば、来店時や購入時に、お客様がスマートフォンでコードを読み取るだけでポイントを付与することが可能です。
この二次元コードはポスターやPOPとして印刷・掲示できるため、レジ前や店内の目立つ場所に設置することで、スムーズにポイント施策を展開できます。
画像引用元:LINE Official Account Manager
LINEのショップカードでは、1枚あたりのポイント獲得数を自由にカスタマイズできるほか、全ポイントが貯まる前のタイミングで特典を発行することも可能です。
たとえば「3ポイントごとにドリンク1杯無料」といった、段階的なインセンティブ設計も実現できます。
さらに、ポイントの取得回数に上限を設ける機能もあり、不正利用の防止にも対応。
従来の紙のポイントカードにはない、柔軟性と安心感を兼ね備えた運用ができるのが、LINEショップカードの大きな魅力です。
LINEショップカードでは、ユーザーが一定数のポイントを貯めた際に提供する「特典」を自由に設定することができます。 たとえば、「1回の来店で何ポイント付与するか」「何ポイントで特典を提供するか」「特典の内容は何か」など、細かい項目をカスタマイズ可能です。
特典は「特典チケット」という形で友だちに配信されます。名称の変更が可能なので、お店に来店を促す魅力的な特典を検討することが大切です。
管理画面の「分析」から、下記項目の数値確認が可能です。分析をうまく活用し改善をしていくことで、より効果的なショップカードを提供することができます。
<確認可能な項目>
有効カード、発行済みカード、付与ポイントの合計、来店ポイント、カード取得ボーナス、有効期限切れ、発行済特典チケット、使用済み特典チケット、使用率
LINE公式アカウントでショップカードを活用することで、どんなメリット・効果があるのか見ていきます。
ユーザーがショップカードを利用するには、LINE公式アカウントの友だち追加が必須です。そのため、ショップカードの利用を促すことで自然に友だち追加を促せます。また、ショップカードを利用していただく期間はブロックされないというメリットもあります
関連ブログ|LINE公式アカウントで友だちを効果的に増やす5つの方法
特典を得るために「ポイントを貯める」ことを目的に、ユーザーの来店・購買を促進できます。また、特典付与のために定められたポイント数分の来店・購買を見込めるため、リピーター育成が見込めます。
またショップカードは店舗ごとだけではなく、チェーン全店舗で利用ができる「グループショップカード」の作成も可能です。グループショップカードでは、ユーザーはどの店舗に行っても同じショップカードにポイントを貯めることが出来るので、ブランド全体での集客・売上アップにつながります。
※グループショップカードはLINE社正規代理店商流のアカウントのみ適応されます。 詳しくはお問い合わせください!
紙でつくられたポイントカードと違って、LINE上で管理できるため「予定していない来店によりポイントカードを忘れる」「会計時にポイントカードがすぐに見つからない」という不便を防ぐことができます。
また、紙のポイントカードを発行する費用・手間がかからないだけでなく、分析から見られるショップカードの利用状況(発行数・付与ポイントの合計・利用率など)から顧客データを正確に把握でき、その情報をもとに集客・販促施策に役立てることが出来ます。
実際にショップカードをお使いいただいている、条件が異なる3つの企業にて利用状況を調査しました。
・郊外にある新店A店
・駅前商業施設内のB店
・観光エリアに位置するC店
結果としては、立地等個々の店の条件を問わず70~90%台と高い利用率になっています。また新店であるA店については、特典チケット発行枚数(ポイントを貯めて特典をもらっている人数)の友だち数に対する割合が他店に比べて高い結果です。つまり、アカウント開設時のつかみとしても効果が高いことがわかりました。
通常のメッセージ配信のみでも充分販促効果はありますが、ユーザーの興味を引き付け、直接来店に結び付けられる施策の実行も、効果的にLINE公式アカウントを活用することに繋がります。
1.LINE Official Account Managerから「ショップカード」を開き、「ショップカードを作成」をクリックします。
2.「カード設定」画面が開いたら、ここでショップカードの各種設定を行います。
①背景画像
ショップカードの背景画像を設定します。3MB以下の画像(ファイル形式:JPG、JPEG、PNG)のみアップロードできます。背景画像を設定せずにカードを作成することも可能です。
②デザイン
ポイントのデザインを10種類から選択できます。お店の雰囲気に合うものを選びましょう。
③ゴールまでのポイント数
特典を付与する条件となるポイント数を設定します。1~50ポイントの設定が可能です。
④ゴール特典
ユーザーが受け取る特典を設定します。特典は「特典チケットを作成」から作成が可能です。デザインやチケット名、有効期限などを自由に設定可能です。
※一度保存した特典チケットは、修正や削除が出来ないのでご注意ください。
⑤ポイント特典
ゴール前に設定した特定のポイント(中間ゴール)に達した場合に付与する特典および特典を付与するポイントを設定できます。
⑥カード有効期限
ショップカードの有効期限を設定できます。公開後は変更ができません。
\ Official Account Managerの詳しい操作方法はこちら /
⑦有効期限の通知
ショップカード・特典の有効期限前に自動で通知を配信できます。こちらも公開後は変更ができません。
⑧カード取得ボーナス
お客さまがショップカードを取得した時点で自動的に付与できるポイントを設定します。
⑨ポイント取得期限
ポイント取得について制限ができます。「同日中に同じお客さまへのポイント付与を許可しない(0:00にリセット)」がデフォルトの設定となっており、すべての二次元コードに反映されます。
ここまでの各種設定が完了したら、「保存してカードを公開」から設定を完了させましょう。
ショップカードを作成したら、お客様に提示する二次元コードを用意します。メニューから「印刷用ポイント付与二次元コード設定」を選択しましょう。
「印刷用ポイント付与二次元コード」は読み取り期限や位置情報によるポイント付与制限を設定することが可能です。たとえば、二次元コードの写真を撮影し、自宅で何度も読み取りポイント取得されるといった不正利用を防ぐ手段として活用できます。店舗の運用ルールに合わせて、適切に設定しておくことが、安心・安全なポイント運用の第一歩です。
ショップカードを用意しても、ユーザーに存在を知ってもらわなければ意味がありません。ショップカードの活用を始めたことを、友だちに伝えるため告知を行いましょう。具体的な告知方法に関しては、次章で触れていきます。
ユーザーの目に留まり、かつ自然と登録を促す告知を実施しましょう。告知の例をいくつか挙げます。
①友だち追加用二次元コードを店舗へ設置
お会計やメニュー案内のタイミングでショップカードを案内し、そのままポイントを取得する流れで自然に友だち追加を促せます。レジ横やテーブルへ設置しておくと効果的でしょう。
②リッチメニューへ設置してアピール
トーク画面に表示する画像付きのメニュー「リッチメニュー」に、ショップカードを設置できます。トーク画面を開くとすぐにショップカードを表示できるため、存在をアピールするだけでなく、利用の促進にもつながります。
画像引用元:LINEキャンパス「ショップカード」
③カードタイプメッセージで呼びかける
カードタイプメッセージという、横にスクロールする形式で複数のコンテンツを配信できる機能の活用も効果的です。さまざまな情報を画像に載せて配信でき、クリックできる範囲が広いのが特徴で、通常のメッセージ配信ではなく、カードタイプメッセージにショップカードの存在だけでなく利用手順を明記することで、分かりやすく提示することが可能です。
ユーザーが初めてショップカードを取得する際、初回特典として付与するポイントを高く設定することが可能です。ショップカードの取得に特典を付け、初回のみのお得感を与えることで、ショップカードの発行・友だち追加を促せます。
ポイントをためて特典を付与するショップカードですが、貯めるポイント数が多すぎるとユーザーは「どうせ貯めきれない」と判断し利用をやめてしまう可能性が高いです。そのため、必要ポイント数は少なめに設定することで特典までのハードルが低いことを伝えることで、再来店を促しやすくなります。
また、中間ゴールを設定することも効果的です。ゴールの途中にも特典があることで、ユーザーのショップカード利用に対するモチベーションを高める効果が期待できます。その際、だんだん特典のグレードをあげていくことも1つのテクニックです。
ランクアップカードとは、ポイントがゴールに達したとき、次のレベルのカードにランクアップする機能です。
ゴールに到達したユーザーにランクアップした特別なカードと特典を提供することで、より高いロイヤルティを獲得することができます。また、ユーザーもより良い特典を求めてポイントを貯めるので、来店頻度の向上に繋がります。一度発行して終わりではなく、継続して活用することを視野に入れて始めることもポイントです。
今回はLINE公式アカウントのショップカード機能について解説いたしました。ショップカードを活用することで、友だちの獲得はもちろん、ブロック防止やリピート促進など、LINEを使った店舗販促に大きな効果が期待できます。
ぜひ本記事を参考にショップカードをご活用いただき、LINE公式アカウントでの販売促進効果の最大化にお役立てください。
なお、弊社は7,500アカウント以上の運用実績を持つLINE正規代理店です。ショップカードの導入・運用サポートはもちろん、LINE活用に関するあらゆるご相談にも対応可能です。 お困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください!
\ LINEのプロにお任せ /
\ 正規代理店の運用サポート内容 /