LINEまるわかりブログ
LINEまるわかりブログでは、事例だけでなく各機能をどのように使っていくことでより売上・集客につなげられるのかを特集していきます。長年店頭販促に携わってきたパルディアの知見も交えて、今回はクーポンについてたっぷりと解説していきます。
LINE公式アカウントを使った集客で効果のある施策として手軽に設定ができるクーポンですが、中でも%引きクーポンを出す店舗が非常に多くなっています。しかし、消費者目線からすると、どのくらいお得なのかを計算することが面倒で使ってもらえない傾向にあるのが事実です。また、5%や10%OFFクーポンだと、消費税率と同じかそれ以下ととらえられてしまい、お得感を感じてもらえません。
クリエイティブにおいても工夫が必要です。リッチメッセージやクーポン機能を使った配信でクーポンを付与する店舗が増えていますが、パッと見の印象として、何がもらえるのか?いくらお得になるのか?がすぐにわからないものはスルーされ利用が進みません。
それではどのようなクーポンが最適なのでしょうか?まず内容ですが、わかりやすくお得感のある「円」での値引きや、商品が無料でもらえるクーポンは利用率が高い傾向にあります。メッセージを受け取ったお客様が「お得だ!使わないと損だ!お店に行かなければ!」と思わずお店に足を運んでしまいます。
値引きクーポンについては、最低購入金額の制限に関わらず、割引額が大きいものの方が利用率が高い結果が出ています。とある店舗で、「3,000円以上購入で300円引きクーポン」と「5,000円以上購入で500円引きクーポン」を配信し、利用率を比較調査しました。結果は「5,000円以上購入で500円引きクーポン」が「3,000以上の購入で300円引きクーポン」と比べ2倍以上の利用となりました。人は直感的に、割引額が大きい=お得と感じやすく、つい買い物をしてしまうことが結果として出ています。
クリエイティブについては、文字情報は必要最低限に、割引額や特典内容を大きく目立たせることが重要です。配信の仕方も、大きい画像でインパクトのあるリッチメッセージでの配信が効果的です。
リッチメッセージであれば、メッセージ作成時にタイトルを設定する必要がありますが、ここも重要ポイントです。タイトルがお客さんへのプッシュ通知・トークリストに表示される言わばファーストビューであるからです。
内容ばかりにとらわれず、すぐに改善ができる見せ方の工夫にも注目していくことが大切です!
今回は一部ではありますが筆者の目に留まった「これはお店に行きたくなる!」ような配信をご紹介いたします。
鍋物は1人前でもちょっと高い印象がありますよね。そんな1品が半額になる大盤振る舞いのクーポンです。直前でTV特集されたメニューということもあり、相乗効果で駆け込むお客様が増えることでしょう。
無料といわれるとつけたくなるのが人間の性。そしてトッピングをつけるためについ注文をしたくなっちゃいますよね。ちなみにこの会社さんでは、コーンバターのほかにじゃがバターなど多種多様なトッピングクーポンが継続配信されています。繰り返し注文させる常連顧客の囲い込みにも役立っていることでしょう。
美味しそうな霜降りのお肉の画像と一緒に半額と言われると誰もが飛びついてしまうことでしょう。いつも高くてなかなか注文しない商品をお得に食べられるチャンス+春らしいピンクのデザインも季節限定感があり、早くお店に行かなきゃと思わせてくれるデザインだと感じます。