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LINE公式アカウントのブロック率を減らす配信のコツとは?~適切な配信頻度と配信事例をご紹介~

本記事ではLINE公式アカウントのブロック防止のコツをご紹介しております。「友だち追加されても初回の特典利用のみでブロックされてしまう…」「ブロック数を減らす配信のコツを知りたい!」というお悩みをお持ちの方に是非見ていただきたい内容となっております。

また、LINE公式アカウントのブロック率の平均は20~30%と言われております。もし自社アカウントのブロック率が30%を超えている場合は改善が必要です。配信内容やユーザーへのアプローチ方法が誤っている可能性があるため、本記事をご参考にブロック率削減の対策をしていきましょう。

ブロック率の確認方法は最後にご紹介しております。

 

1.友だちにブロックされる理由

ブロック削減の対策を考える前にまず、ブロックされてしまう原因を把握しておきましょう。主な原因は以下の3つです。

理由①配信頻度が高く煩わしいから

メッセージの配信度が高すぎると煩わしいと思うユーザーからブロックされてしまいます。LINEヤフー社の調査より適切な配信回数は「1週間に1回程度」が望ましいという結果が出ております。逆に配信数が少なすぎても友だちでいるメリットを感じてもらいにくいです。詳しくは次の章で説明いたします。

 

理由②店舗やサービスを利用しなくなったから

引っ越しが理由で店舗に行くことがなかったり、友だち追加時のインセンティブ欲しさに登録し、用が済んだらブロックするユーザーもいます。友だちでい続けるメリットを訴求することがブロック防止のために必要です。

 

理由③配信内容に興味がなくなった・飽きたから

ユーザー属性に合わないような情報や、いつも同じような配信を続けていると不要な情報だと判断されブロックにつながります。一斉配信だけでなく絞り込み配信を活用してユーザーそれぞれの興味関心に合わせた配信が重要となります。

 

2.配信頻度とブロックの関係性

先ほども述べたように配信頻度がブロックに大きな影響を与える要因の一つです。LINEヤフー社の3つの調査結果を基に、適切な配信頻度やブロック率が低い傾向にあるアカウントを考察してみましょう。

 

調査①適切な配信頻度とは

まず、ユーザーにとって適切な配信頻度とはどのくらいでしょうか?

上記の調査から分かるように1つのアカウントにつき、1週間に1度のメッセージ配信が適切であるという回答が最多という結果になりました。性別、年代による大きな傾向の違いはなく、総じて1週間に1度程度のメッセージが望ましいということが分かります。

 

調査②配信頻度別の配信ブロック率の傾向

配信頻度別にブロック率の傾向を見てみると相対的に配信頻度が月2回以下の場合は配信ブロック率が高く、3回以上の配信頻度では配信ブロック率が低い傾向が見られ、3回以上配信頻度を増加させた場合は配信ブロック率が低い水準を維持しております。

上記の調査より考えられることは下記のとおりです。

■配信頻度:1~2回
普段から該当のアカウントからメッセージを受け取っている印象が薄く、有益な情報が発信されてないと認識されブロックされていると推測

■配信頻度:3回以上
定期的なキャンペーン通知やその終了リマインドなど、自身にとって有益な情報が定期発信されていると認識され、配信自体が自然に感じられていると推測

調査結果より、自身にとって有益かつその定期的な発信がされていると認識されることがアカウントへの定着に作用していると考えられます。

 

調査③配信頻度と開封率・クリック率・配信ブロック率の関係性

最後に配信頻度とメッセージの開封率・クリック率・ブロック率の関係を見てみましょう。

月3-4回のメッセージ配信は開封率・クリック率は高く、ブロック率は低くなります。
開封率・クリック率・配信ブロック率は、月1-2回の配信よりも月3-4回の方がユーザーの反応率が良いです。少ない配信頻度では、普段からメッセージを受け取っていることが記憶に残りにくく、ユーザーの反応率に影響していると考えられます。

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3.ブロックされにくい運用のコツ

ブロックの理由と適切な配信頻度が分かったところで、実際にどのような施策がブロック防止につながるのか5つピックアップしてご紹介します。

①あいさつメッセージを活用する

あいさつメッセージとは、ユーザーがLINE公式アカウントを友だち追加した際に自動的に送られるメッセージです。友だち追加後すぐに配信されるため、読まれる可能性が高く、LINE公式アカウントの第一印象を決める重要な役割を担います。

あいさつメッセージは最大で5つの吹き出しを設定することができ、下記のようなメッセージ機能を活用できます。 ※通常のメッセージ配信は3つの吹き出しまでを1配信とカウントします

テキスト / スタンプ / 写真 / クーポン / リッチメッセージ /
リッチビデオメッセージ / リサーチ(アンケート) / カードタイプメッセージ

今後何を発信するのか、友だちでいることのメリットを最初に配信しておきましょう。登録後、何も動かないアカウントは不信感が募るため、まずは登録のお礼も含めて配信するよう設定しましょう。

配信事例:花王トクトクNEWS
LINE友だち登録時に自動で配信できるあいさつメッセージ機能を活用し、アンケート回答を募った施策です。

友だち登録直後はユーザーの温度感が高い状態にあるため、アンケート配信をすることで回答率の向上に期待ができます。また、アンケートには住んでいる地域や購入頻度が高い店舗など、ユーザーの属性や購買情報に関する内容を設定しているため、アンケート結果を基にしたセグメント配信をすることで、ユーザーに適した情報をお届けできます。

 

②配信コンテンツを工夫する

タイムリーな配信はすぐに見るLINEで情報を受け取るメリットが大きいため、上手く活用することが重要です。配信頻度が多い場合、それが友だちにとってノイズとなってしまうとブロックされてしまいます。そのため、ブロックされずに受け入れられるような友だちにとって嬉しい情報を送ることが肝となります。

配信コンテンツ例
・タイムリーな情報:新商品発売 / セール情報 / キャンペーン告知
・定期的な友だち特典:友だち限定セール / 友だち限定クーポン / 友だち限定先行販売
・自分に興味のある情報:ユーザーの属性に合わせてセグメント配信
など

 

③定期的に友だち特典を配信する

LINE公式アカウントのショップカードやクーポンなどの機能を活用して、ユーザーにとってお得な情報を配信することで、登録しているメリットを感じてもらいやすいです。特にクーポンはユーザーにとって有益であり、利用率が高いことが調査結果から分かります。

配信事例:自由空間 BIGBOX 高田馬場店
初回友だち登録特典として、基本機能であるクーポン機能を用いて席料金の200円引きのクーポンを配信していました。

クーポン機能を使用することでユーザーはLINE上でクーポンを確認でき、さらに「マイクーポン」に追加することで、トークルームを開かずにクーポンをすぐに提示することができます。また「○○円引」という訴求は「%引」よりも、実際に支払う金額がイメージしやすいことからお客様にメリットを感じてもらいやすいため、クーポンを作成する際には意識してみましょう。

 

④セグメント配信を活用する

ブロックを回避するためには、ターゲットの属性や興味関心に合わせて配信することが重要となります。そのために、特定の属性(性別・年代・地域など)に分類した顧客にメッセージを配信できるセグメント配信を活用しましょう。無駄な配信コストの削減にもつながります。

※友だち数が少ないとセグメント配信ができないことがあります。

配信事例:セグメント配信によりブロック率が約50%減少
セグメント配信により、同一業界の平均と比較しブロック率が約50%減少した事例もあります。ユーザー毎の興味関心に最適化されたコンテンツ配信は有益なアカウントであると感じてもらうことでブロックを防ぐことができます。
アンケートだけでなく、回答によるメリットを感じてもらいやすい診断コンテンツも配置したことで、より多くのユーザーからの回答を取得することができます。

 

⑤LINEミニアプリを活用する

LINEミニアプリとはLINE公式アカウントに特定の拡張機能を搭載できるサービスです。
LINE公式アカウントとは全く別のサービスで、予約・順番待ち・デジタル会員証・モバイルオーダーなど、LINE公式アカウントだけでは利用ができないサービスをLINE上で使うことができるようになります。

LINEミニアプリはLINE公式アカウントの友だち追加が前提とされていることが多く、LINE公式アカウント自体をブロックするとLINEミニアプリも使用できなくなってしまいます。そのためLINEミニアプリの導入が、LINE公式アカウントのブロック対策に繋がります。

 

ミニアプリ例:会員証
LINEミニアプリで管理する会員カードのようなものです。ユーザーは、二次元コードの読み取りやLINE公式アカウントのリッチメニューから簡単に会員証を提示できます。そのため紙媒体の会員証と異なり、持参忘れ・紛失といったこともありません。

デジタルツールの中でも特にアナログからの管理の移行にハードルを感じにくいです。ミニアプリによっては、自社のネイティブアプリにも連携が可能で普段会員証を使用している方からのブロックを防ぎ、さらには顧客のロイヤルティを高める施策としても有効です。

 

ミニアプリ例:順番待ち
行列に並ばずに席が空くのを待つことができるLINEミニアプリです。LINEミニアプリ上で順番待ちの状況が確認でき、自分の順番が近くなった際にはLINEで通知を受け取ることができます。

また、店舗の混雑状況を確認できるほか、店舗に行かなくてもLINEミニアプリ上でデジタル整理券を取得することができます。行列による近隣店舗・住民からのクレーム対策や、長時間並ぶことを嫌がる顧客の離脱防止にも繋がります。

 

ミニアプリ例:クーポン
基本機能でもクーポン機能はありますが、LINEミニアプリを使うことで、クーポンの不正利用の防止や収集した利用者データを活用することができます。いつもと異なるクーポンを発行しユーザーを飽きさせないことで、離脱防止に期待できます。

 

クーポンミニアプリのご紹介

弊社では「L-COUPON」というお客様のご要望より生まれたLINE公式アカウント専用のクーポンミニアプリをご提供しております。基本機能では不便なクーポンをより使いやすくし、LINEコミュニケーションをより楽しくする機能を一挙に備えています。また、クーポン利用後の詳細な分析も可能なため、データ分析によるクーポン利用促進にもつながります。

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4.ブロック率の確認方法

LINE Official Account Managerでの確認方法をご説明します。LINE Official Account Managerのホーム画面から「分析」タブの「友だち」を選択するとブロック数の状況を把握できます。

ブロック率=友だち合計数÷ブロック数で求めることができます。

 

今回はLINE公式アカウントのブロック率削減の対策方法について解説しました。配信頻度とブロック率の関係性や、どのような配信がブロックされにくいかお分かりいただけたでしょうか?

ユーザー1人1人に適した情報やお得な情報の提供が、ロイヤルティ向上につながりブロック率の低減にもつながります。ぜひ、本記事を参考に配信コンテンツを工夫してみてください!

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